こんにちは。今回は前回の続きとして,完成品で音の再生と録音を行います.
使用した機材は以下の通りです.
・ヒアラブルデバイス(自作)
・標準マイク
・AUDIO KOMPLETE6(オーディオインタフェース)
・think pad X270(windows10)
まず,標準マイクでイヤホンの周波数特性を調査しまして,次に耳に装着させて
ヒアラブルデバイスの録音による周波数特性を見ていきたいと思います.
実験風景は以下の写真になります.
上から伸びてる銀色の棒が標準マイクですね.一応100kHzまでフラットに録れます.
この状態で,イヤホンから18kHzから48kHzのチャープ信号を0.02秒の
アップチャープで連続再生します.
実験は防音室で行いました.こちらが標準マイクでの結果のスペクトルです.
0.02秒間隔で周波数が上がっているのが分かります.しかし,35kHzあたりで一旦途切れてます.
次にFFTした結果がこちらです.
確かに35kHzで落ち込んでます.他の周波数帯もすこしばらつきがあります.
ですが,5千円で買えるイヤホンでここまでしっかり出ているので満足です.
次にヒアラブルデバイスを耳に装着させ,小型マイクからオーディオインタフェースを介して録音しました.(再生にもオーディオインタフェースを介してます.このあたりの同時録音・再生は以前の記事「ASIOなオーディオデバイスで同時録音・再生(python)」で解説しています)
なんだかいびつな形になりました(笑)
まあ一応録音できていることにしましょう.
結果としては,イヤホンはそれなりに音を出してますが、マイクの録音性能は
いまいちだということが分かりました.
これから色々試してみたいですね.
ではこれで2回に分けて解説しました,耳内部の音を録音する.の記事を
終わりにします.
ありがとうございました.
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