「それ、pythonでできるよ」シリーズ
pythonには様々なライブラリが開発されており、あらゆることが手軽にできます。
今記事は簡単なことはpythonでやってしまおう!!という精神の記事です。
今回は「python動画編集」シリーズその5
動画の編集ソフトは有料ソフトから無料ソフトまでたくさんあり、
無料でも高性能なソフトはあります。
しかし、環境構築やストレージの問題などお手軽ではないかもしれません。
そんな動画編集で頻繁に使われる、動画にワイプを追加する処理をpythonで行います!!
いつも通りMoviePyを使います。
ワイプとは、動画の隅に別の動画を重ねることを指します。
実際に作成した動画が以下になります。
silhouette_wipe.mp4
よく、バラエティー番組で芸能人の反応を同時に観られるようにこのような構成になっていることがあります。
これを、pythonでやっていきましょう!!
今回使用する動画はこちらの2つです。
silhouette01_720.mp4
silhouette02_720.mp4
silhouette01_720.mp4の動画の右隅にsilhouette02_720.mp4を白枠をつけて配置します。
動画の編集にはMoviepyを使います。
MoviePyをインストールしていない人は以下でインストールしてください。
pip install moviepy
実際のコードがこちら。
from moviepy.editor import *
file_path1 = "..silhouette01_720.mp4"#本体の動画のパス
file_path2 = "..silhouette02_720.mp4"#ワイプに使いたい動画のパス
save_path = "..silhouette_wipe.mp4"#保存先のパス
video1 = VideoFileClip(file_path1)#本体をロード
w,h = moviesize = video1.size#動画サイズを取得
wipe = (VideoFileClip(file_path2).#ワイプ動画をロード
resize((w/3,h/3)). # ワイプサイズを設定(今回は1/3)
margin( 6,color=(255,255,255)). #マージンを白にして枠をつくる
margin( bottom=20, right=20, opacity=0). # 位置の微調整。右側と下側に余白をつくる
set_pos(('right','bottom')) )#セットポジション
final_clip = CompositeVideoClip([video1, wipe])
final_clip.subclip(0,5).write_videofile(save_path, fps=30)#0~5秒間を書き出し
簡単です。
ワイプにしたい動画をリサイズして、右隅に配置し、CompositeVideoClipで重ねています。
Youtubeでもテレビでも、単純な映像だけでなくこのような工夫を加えて視聴者が飽きないようにするわけですね。
以上動画にワイプを追加する処理でした。
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